●下着について

 

<<子どもの下着は木綿で、白>>
子どもの下着(シャツ、パンツ)の生地は木綿、色は白
汗や汚れを吸い取りやすく、はっきりわかるものです。
ここ20〜30年ばかりの間に驚くべき変化は、下着を毎日取り替える、はき替えるという習慣が日本中に定着したことです。50年前はまだ一般的ではありませんでした。「毎日下着を取り替えなければだめですよ。」とか、「洗いざらしでも清潔なものを。」という衛生観念が定着してくるのは、日本では1950年代から1960年代以降です。それは1960年代の電気洗濯機の普及とちょうど同じ頃にガス風呂が登場し、定着しました。お風呂に入った時に新しい下着に着替えるという習慣がありますから、技術革新による入浴の頻度と下着の交換の頻度相関関係がわかります。技術革新は電化製品にかぎらず衣類の世界にも拡大され、大々的にナイロン、テトロンが取り入れられています。大人の世界で第一次下着革命いわれだし、「見えないところにもお洒落を」と化学繊維は、白無地下着に色と柄がつき、それは子どもの世界では、20年後に蔓延してきたという状態になりました。キャラクター(テレビマンガ)にとらわれ、子どもの下着もあそびや友だちの比較の対象になるという、いままでと違う側面に職員は戸惑うこともありました。
父母の方は子どもが「喜ぶ」「ほしがる」「安価」という点を強調されて、なかなか一致できない難しさを感じます。
人件費を削減した結果の「安価」が特徴の特徴の下着を買ってこられた父母は大変な喜びのようでしたが、1〜2ヶ月もしないうちにゴムのところの縫い目はほころびたり、ゴムが伸びたりして「安いだけはある」と言わしめています。技術革新、流行、国際化にためされて、「安価」にもゆるがない質のいいものをという園の提唱を選ぶかは、父母の価値観にかかっています。

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社会福祉法人 創の会

北田辺保育園

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