入園に必要な物の準備と点検

 

  pants.gif (10118 バイト)

  0歳児組では・・・ 1歳児組・・・ と、一つ一つ見本を見せながら準備するもの(乳児/幼児)、またなぜこうしてほしいのかの説明をします。
そして入園2週間前ぐらいに改めて各自の荷物点検の日を決めます。この日には見本のみでなく保育園生活に必要なすべての荷物を準備してもらいます。
  布団から衣類かご、衣類やタオル類まで文字通り大風呂敷に 紙袋をさげて来てもらうのは大変で気の毒な感じもしますが、やはり全ての準備物を持ってきてもらう必要があります。
たとえば、衣類について特に赤ちゃんの場合は肌への刺激がやわらかくて吸湿性のよい天然繊維のもの、綿100%の衣類を準備してくださいと繰り返しお伝えてしているにもかかわらず、光沢や手ざわりが違うので、表示をみると「アクリル○%」、せっかく新しいものを購入していただいているのに本当に残念!
「でもやっぱり赤ちゃんが直接肌につけるものだからやめておいてね」ということもよくあります。
  布団は規定の大きさで、中綿は木綿にして・・・作りたてはフワフワで背骨にもよくないし、特に月齢が低い間はうつ伏せになったりすると危ないので、古いのでいいからできる限りペチャンコにして・・・とお伝えしているのですが、作りたてで赤ちゃんが沈んでしまいそうな布団をみるとアクリル綿であったりすることがあります。
「おばあちゃんが買ってくれたものですから・・・やっぱりいけませんか。」と、うらめしそうにいわれてしまいますが、毎日使うものですからやり直してもらったり、手を加えてもらっています。
手ふきタオルのひもも「二つに折って中心部にゴムを輪にしてつけて・・・」と見本をお見せしたにもかかわらず、長いタオルの端にゴムをつけフックにかけると床までひきずる、やり直してというと、「やっぱり何かおかしいなと思ってんけど・・・」に大笑いすることもあります。
本当に入園する子どもたちのタオル1枚、パンツ1枚まで目を通すのは、保護者の方も手間のかかることですし、せっかく準備したものをやり直して下さいとうのは、気づつない思いです。 でもこれから毎日毎日使っていくものだけに、子どもたちが健やかに育つためにも本当に良い物を準備してもらわなければならない。また集団で育つ子だから「一人ぐらいは・・・」ではなく、一人ひとりが荷物一つにも責任をもってほしい・・・・こう考えて、原則を守っていただくようにしています。
  反対に説明会では必ずと言ってよい程「どうしても糸で名前(衣類に)を書かないといけませんか?」と「そんな手間のかかることできません。」と言わんばかりの表情での質問もでるのですが、「いつでもきちんと名前がついているなら墨でもマジックでもいいですよ。 でも洗濯も激しいし、すぐ薄くなってしまいますよ。それを考えたら大変だけどはじめに糸で縫いこんでおくと、ほとんどとれることはないですね。」と答えます。点検日に持ってこられる荷物には、たいていは、驚くほどていねいに名前が刺繍されています。
  説明会では「こんなたくさん、なんて大変なこと・・・」と思いつつも、やはりやり始めると「もうすぐ保育園に行くんだよ、元気に過ごせるといいね、ともだちもいっぱいいるよ。」など、わが子への思い、そして自分も働くことへの確かめをしながら、一枚一枚名前を縫い込んでいったのかなぁーと、入園前から働く保護者と子どもたちに共育ちの思いです。そんな時はおもいきり、「わっ、きれいにして! 大変だったでしょう。」と声にしてしまいます。

    

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社会福祉法人 創の会

北田辺保育園

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